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「達人と歩く町」第2回目は『海洋研究開発機構・横浜研究所見学』
「達人と歩く町」第2回講座を6月13日(水)海洋研究開発機構・横浜研究所で行いました。
 
   梅雨の晴れ間の6月13日(水)朝、京急 杉田駅より徒歩15分、海洋研究
開発機構・横浜研究所に、会員49名が集まりました。地球の7割を占める海洋を中心とした地球科学を研究する施設の見学は、4年前に潜水調査船「しんかい6500」の寄港に合わせて訪問した、追浜の横須賀本部に続くものです。

冒頭、研究組織や「海から地球と生命の不思議にせまる」という研究概要の
ご紹介の後、2班に分かれて見学に出発しました。 今回の見学の主題は、気候変動の解析や地震・地球内部変動の解明などに活躍する世界最速のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」です。


実物を見ることは出来ないので模型と画面によりシミュレーション結果の一端をご説明いただきました。初代コンピュータとして2002年に、演算速度が当時
米国の5倍の40兆回/秒でスタートしたものが、2009年には131兆回/秒、2015年には1300兆回/秒と、システム更新の都度能力が向上し、より複雑なパラメータを扱った大規模なシミュレーションを高速で行うことが可能になって、環境問題・地殻変動・地震・津波などの解明や予測に活用範囲が広がっているとのことでした。

先端的なシミュレーション研究開発の一例として、3.11の東北地方太平洋沖地震により発生した地震波が、地球上の各地に伝わる様子がダイナミックに表されていました。

地球情報館に移動して、大きな地球のモデルに海底地形、人工衛星が撮影した地球、海洋大循環、南極周りの海水温などが表れるのは目で見て良くわかりました。「深海の生物」というビデオは、調査船が捉えた200m以上の暗黒の海で、低温・高圧、熱水の噴出などの悪条件の中で生息するタコ、エビ、カニ、魚類やクラゲなど、いずれも興味深いものでした。

最後にホールで水圧実験として、カップ麺容器に最大深度1000mとして、1平方センチメートルあたり、100kgまでの水圧をかけていくと、発砲スチロールの容器は見る見るそのままの形で小さくなり、取り出しても元に戻らなかったのには会員から驚きの声が上がりました。

その後、元の会議室に戻り、総合質疑応答、解散となりましたが、地球情報館のシミュレーション設備はメニューを自分で選んで見ることが出来るので、又、個人で来ようという声が聞かれました。

次回の第3回は7/11(水)港南地区センターにて「石仏の見方・楽しみ方」を開催します。

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3.11 東北地方太平洋沖地震により発生した地震波が地球上の各地に伝わる様子
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海洋研究開発機構・横浜研究所で第2回講座スタート

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スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」の説明

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地球シミュレータによる先端的研究開発事例の紹介

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地球モデルでの海流などの映像見学

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水圧実験でカップ麺容器が見る見る小型に